通所リハビリ担当のNです。新型コロナ感染対策による自粛期間が長らく続くなか、通所リハビリの一環として何か楽しみが持てないか頭を悩ませていました。そんな折、玄関前の花壇を自由に使って良いとの話がありました。綺麗な花壇もいいけれど、「どうせなら食べられる物にチャレンジしてみよう!」私の脳は即座に食欲に走ってしまい…利用者さんと一緒に両手いっぱい収穫する日を夢見て、初体験の野菜の栽培にチャレンジすることになりました。
さて、この土地をどう料理しようか・・・。
まずは植える野菜を何にするか、職員と相談した結果、ミニトマト、キュウリ、パプリカを植える事になりました。早速苗を買いに行ってみると、少し時期が遅いせいで苗が大きく育ってしまっており、なんと半額で購入することができました。 (ラッキー!?)
苗がそろったところで、利用者さんの協力を得て植え付けを開始。
職員が持ってきてくれた多肉草も植えてみることにします。
完成・・・これで合っているのであろうか・・・不安を抱えながらの船出です。
毎日の水やり、トマトは水少なめでキュウリはたっぷりと、脇芽が出たら摘み取る、追い肥などなど、ベテランの利用者様からの貴重なアドバイス・・・ダメ出しの連発に少し心が折れそうになる。途中、暴風で茎が折れてしまうなど数々の失敗を重ねながら何とか花が咲き、実がなり、形になってきました。
最初に植えたときは貧弱だった枝葉も1ヵ月あまりで、こんなにも大きくなっています。ミニトマトの葉が少し広がりすぎている気もしますが、気にしないでおきましょう。
見る人が見れば間違いだらけの栽培かもしれません。しかし、間違いを指摘してくれる利用者様の活き活きした顔を見ているとやって良かったと思えます。野菜の収穫はもちろんですが、利用者様が楽しいと思ってくれることが一番の収穫です。